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肥料と水やりのコツ
冬と夏の肥料が大切
ほかの植物にくらべ、バラにはたくさんの肥料が必要ですが、冬と夏に行う、年2回の元肥は特に大切です。冬の施肥は寒肥といい、バラの体力をつけるものであり、夏の施肥は花を咲かせ終わった後の消耗を補うためと、秋の花のためです。また、この冬と夏の合間をつなぐ、追肥もできるだけ与えます。
元肥は長い時間をかけて徐々に効果をあらわす遅効性のもの(有機肥料)が適しています。
施肥の時期については、寒肥はバラの休眠期の12月〜1月に与えます。
株の大きさにもよりますが、根元から40センチぐらい離れたところに深さ40センチ、幅30センチ程度の溝を掘って肥料と土を混ぜいれます。
肥料は骨粉、油かすを各400グラムと堆肥小バケツ1杯、硫酸カリ30グラムも混ぜたものを使います。
夏の元肥は寒肥の約半量を7月上旬ごろに与えます。
元肥を十分にあたえていれば、追肥はなくてもよいのですが、よりよい花を咲かせるために、できれば3月の芽だしのための追肥と、6月のお礼肥え、9月の秋バラのための芽だしの追肥、そして11月には止め肥えを与えます。
3月、6月は窒素分の多いもの、9月はリン酸分の多いもの、11月はカリ分の多いものが適しています。
化成肥料は株の大きさにもよりますが、1株につき1〜2握りを根元の周辺にばらまいて、軽く土と混ぜておきます。
【バラの肥料にはこんなものが必要です】
骨粉 |
油かす |
堆肥 |
硫酸カリ |
バラ用肥料 |
バラ用の土 |
水やりでみずみずしい花を
水はバラが健やかに育つために欠かせない大切なものです。芽が出るとき、枝が伸びるとき、花が咲くとき、夏の暑いとき、水やりを絶対に忘れてはいけません。そして冬の休眠中にも水やりは大切です。
庭上の場合、12月〜2月は週に1回、3月〜5月はしだいに回数を多くし、7月〜9月は毎日、10月〜11月は4、5日に1回くらい与えます。
できるだけ午前中にたっぷりと与えましょう。なお、6月と9月の長雨のときにはほとんど水やりの必要はありません。
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鉢植えは水やりをこまめに
鉢や株の大きさ、葉の茂りぐあい、置き場所によってことなりますが、一般的に、春と秋には毎日1回、夏の乾燥期には朝夕2回の水やりが必要です。冬の休眠期でも4〜5日に一度はやるようにしましょう。
バラは水を好む植物ですが、同時に過湿を嫌います。鉢土がいつも湿っているのではなく、鉢土の表面が乾いてから、底から水が流れるまでたっぷりと与えます。