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バラの剪定はどうしたら良いか

モダンローズは年2回の剪定を

バラの剪定は年に2回必要です。2月中旬〜下旬に行う剪定を「春剪定」、8月下旬〜9月上旬の剪定を「秋剪定」と呼びます。
春剪定は基本的な樹形を作るためのもので、思い切って深く切り詰めます。ハイブリッドティーのように一輪を大きく咲かせるものは全体の約2/3(強剪定)、フロリバンダのように多くの花を咲かせたいものは全体の1/2(中剪定)を切り詰めます。育ちのよい丈夫で大きな品種は、全体の1/3(弱剪定)を切り詰める程度にします。
古く木質化した主幹は根元から切り、力強い新梢(シュート)を残します。
秋剪定は基本的には弱剪定を行います。夏の暑さで木が弱り、葉を落としている場合はほとんど切り詰めないこともあります。
剪定で大切なことは、切り取る枝の長さより、よい芽を残すことです。剪定した部分の芽に養分が集まり、よい新枝が出ます。

オールドローズやイングリッシュローズは性質に合った剪定を

オールドローズやイングリッシュローズの剪定については、あまり神経質になる必要はありません。適当に枝先を切り込んでおくだけでも、大きく失敗するということはあまりないからです。
きれいに整えられた樹形よりも、波打つような自然な枝の様子がオールドローズの美しさのひとつです。
ただ、ひと口にオールドローズといっても、異なった系統のものもあり、そのため、性質も個々にちがっています。剪定もそれぞれのやり方があるといえます。
はじめてオールドローズを植えた場合は、一年目は剪定せず、その品種の性質を観察するようにしましょう。
オールドローズもイングリッシュローズも、つるバラに近いものと株バラに近いものがあります。つるバラのように伸びるタイプならあまり剪定をせず、株バラに近いものなら樹形をおまかせに整える程度に剪定します。
モダンローズの剪定と基本的に異なる点は、新しいシュートを優先させて古い主幹枝を元から切り取り、株を若返らせる必要がないということです。
古い枝や細い枝であっても、春に花をよくつけるものもあるので、性質をよく観察してから剪定する事が大切です。
オールドローズの場合は太く成熟した枝の根元近くから太いシュートが出て、後の主幹枝になることが多いようです。ですから、枯れ枝や病害虫で痛んだ枝、特に込み合った枝を中心に切り取るようにします。