草花やバラ、観葉植物、多肉植物、そしてハーブ。私たちの生活に潤いを与えてくれる様々な植物の育て方や利用法、アレンジ方法などいろいろな角度で紹介していくサイトです。

      

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バラの上手な植えつけ方法

しっかりした苗を選ぼう

バラの苗には、春に植える新苗と冬に植える大苗とがありますが、はじめての方には大苗をおすすめします。
よいおお苗は根元から太い枝が2〜3本出ていて、枝もみずみずしいもので、根もたくさんついています。
ただし、花はついていないので、写真やカタログで確認してから買いましょう。
4月になると新苗がポット入りで売り出されます。花がついているものもあり、好きなものを選ぶ楽しさもあります。接がれてから接ぎ口のしっかりしたもの、葉と葉の間隔が狭くずんぐりしたものを選びます。

大苗は根を広げて植える

大苗の植えつけには、休眠中の11月下旬から2月初旬までが適期です。
植え穴に乾燥牛ふんやピートモス、腐葉土などの堆肥類を小バケツ1杯と、骨粉、油かす各400グラムくらいに硫酸カリ30グラムを混ぜたものを入れ、堀上げた土の3分の1を戻して肥料とよく混ぜ、さらに3分の1の土を入れます。
これは根が直接肥料の混ざった土に触れて根傷みを起こさせないためです。
そこに、苗の根を広げて置き、堀上げた土を戻して植えつけます。
このとき、つぎ目が土の表面に少し出るように高さを調節します
植え付け後は十分に水をやります。

新苗は鉢土をくずさずに植える

新苗の植え付けの最適期は4月下旬から5月上旬です。大苗と同じように植え穴を掘り、堆肥類の元肥えを施してから植えつけます。
ポットからはずすときにできるだけ鉢土をくずさないように植えることがポイントです。
新苗は芽が接がれてからの日にちが浅いため、接ぎ口がはがれたり、折れたりしやすいので、支柱を立てておくとよいでしょう。
なお、新苗を植えつけた年は、つぼみが出始めたら早めに摘み取ります。小さな幼苗に花を咲かせることは、苗にとって負担が大きく、後の生長に悪影響を与えます。
春には花を我慢して、秋の開花まで待つようにします。

鉢植えは肥料なしで植える

大苗は、ハイブリッドティー系やフロリバンダ系なら7〜8号鉢、つるバラは10号鉢くらいの深めの鉢を用意します。
鉢穴を防虫ネットなどでふさぎ、大粒の赤玉土など(ごろ土)を鉢の1/4ほど入れ、赤玉土の小粒6に堆肥4をよく混ぜた用土で、根をできるだけ広げて植えつけます。このとき、鉢の外側を軽くたたいておくと、根の間に土がうまくおさまります。苗は20センチくらいに切り詰めておきます。
新苗は鉢土をくずさないように植えます。
鉢植えの場合は、植え土に肥料を入れません。大苗も新苗も植えつけた後に十分水をやり、日当たりのよい場所で管理します。

年に1度は鉢がえをする

バラは生育が速く、肥料分の消耗も早いので、鉢植えは年に1度は土を入れかえたほうが育ちがよく、花つきもよくなります。
鉢かえは12月下旬〜2月に行います。剪定後に行えば株が小ぶりになって扱いやすいです。
鉢から株を抜き、根についている土や細いひげ根を手でほぐすようにして取り除き、育ちのよい株ならば、古い鉢より1号大きな鉢に植えます。
※大苗は根を広げて植え、植えつけ後に支柱を立てておく
※新苗は土をくずさないように注意し、つぎ目が地表にでるように注意する